森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

森野きりりの漂流日記

姉妹げんかも大事なコミュニケーション

むかしむかしの話。 父は結婚した娘たちが実家に集まる週末をとても楽しみにしていた。どのくらい楽しみにしていたかというと、毎週末宴会をしておもてなしをするくらい。 料理はいつも姉と妹が作った。母とわたしは何やら仕事をしているふりで、そのへんを…

11 原因不明の胸の痛みと姉妹の共通点

昼下がりの平和な時間。 誰にも邪魔をされずに、窓際で本を読んでいた。 ふと、のどの奥にかすかな違和感! 「えへん!」 「おほん!」 と、小さな咳ばらいをする。 目は活字を追いながら、ジガーッとのど全体に広がっていく違和感に気が付かないふりをしよ…

手作りカレーわが家のレシピ

たまに嫌いというひとがいるけど、カレーは大抵のひとが好きな食べ物だよね。以前勤めていた職場の若いお兄さんは 「カレーは飲み物!」 なんて叫んでいた。 「飲み物って、どういうこと?」 「美味しくてスルスルーってのどを通っていくということですよ!…

竹林を見あげてメンマで妄想

朝起きると、窓から空を見上げる。 (雨は降ってないな。よしよし!) 着替えると早速ウォーキングに出発。 川沿いを歩いて、その先の橋を渡ると神社に着く。 最初に六十段の石段が待っている。見上げてもひるんだりしないよ。ここまでと同じ速度でタッタッ…

風邪?「龍角散ののどすっきり飴」がすごいよ

「のどが痛い。風邪ひいたかなぁ」 と、浮かない顔をしていた息子が病院に行くと言っている。 「えっ!病院に行くの?」 病院に行くほど酷いようには見えないので思わず聞いた。 世の中は”新型コロナウイルス”で大変なことになっている。熱が出ないうちに、…

ウォーキングの朝、鴨の家族にほのぼの

毎日続けていると、いつの間にか結果がついてくるよね。 青息吐息で始まったウォーキングは、呼吸をするのと同じくらいに出来るようになった。 旅行にでも行かない限りウォーキングは朝と決めている。 (コロナ禍の今、旅行もおあずけだけど) 仕事に行く前…

腰痛と整骨院でのアドバイス そしてウォーキング

ずっと腰痛と一緒に生きてきた。 まだ、二十代の頃、あまりに痛くて大学病院の整形外科を受診したら 「もともと骨の形が変形しているので、腰痛からは逃れられないでしょう」 と言われた。母に言ったら 「ごめんね!」 と謝られた。責めるつもりじゃなかった…

跳ねる銀鱗!イワシが踊る

魚をよく食べる人は認知症を発するリスクが低いとニュースで言っている。青魚に含まれるEPAやらDHAやらビタミン12それから、それからなんかいろんな成分が脳にいいらしい。 じゃあ!わたしも魚食べなくちゃ。 ここ最近のじぶんの記憶力に自信がない…

母の話しになるといつの間にか笑顔になる

ある日のこと 妹がぶらりとやって来た。 「じゃがいもの芽が出てきたよ。猫除けの黒いやつ(名前は知らない)を外してあげないと、出てきたじゃがいもが全部網に引っかかって持っていかれるよ」 毎回来るたびに指南してもらうけど、野菜作りはほんとうに苦手…

毎朝届けてくださってありがとうございます

新聞を読みたいけど洗濯物も気になる。大急ぎで洗濯機を回してテラスに出てみると爽やかな日差し。 「あー!気持ちいいー」 洗濯物を干すのは数ある家事の中で一番好き。干し始めると家族が 「手伝うよー」 「大丈夫。わたしがやるよー」 「いやいや手伝うよ…

花と野菜と…本と珈琲

日曜日のある日。 珈琲を飲みながら本を読んでいた。 フッと目を上げると、庭の花がわたしに笑いかけている(んなわけないか!) 冬には冬の花ががんばって咲いてくれるけど、やっぱり春になると華やかさが違うね。咲き誇る花をじーっと眺めているのもいいし…

はじめまして!わたしの名前はきりり

はじめまして!わたしの名前はきりり はるか遠い未来と思っていた七十代にあっという間になった! 働き盛りの四十代五十代が過ぎて還暦を迎えたとき 「なーんだ!還暦って騒いだけど、これまでと何も変わらないわー」 と、思ったのは三年ほど。それを過ぎる…