森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

楽しかったなぁおんな旅

もう十年ほど前のことだろうか… もっと前になるのかな… 母と姉と妹と四人で旅行したときのこと。 歳をとって気がついたんだけど、わたしは記憶に少し難がある。 それは、妹と話していて気がついた。 むかしの話しを思いつくままにしているとき 「えっ?そん…

せっかくの読書脳

長らく本から遠ざかっていたのに、ひとたび読み始めるとたちまち生活の一部になった今日このごろ。 小池真理子の本を立て続けに六冊読んだ。 ところが、 思わぬことになった。 このたび最後に読んだのは『無花果の森』 主人公は、地味で暗くて薄幸が服を着て…

おかあさんがきらい

朝ってなんであんなにバタバタ忙しいんだろ! 前の晩にちゃんと用意しているはずなんだけどね。 まだ若かったころは、新聞を読んでゆっくり珈琲を飲んでから出かけてたりしてたけど… とはいえ、忙しくても必ずすることはある。 新聞の人生相談のコーナーと連…

小さなナイチンゲール

ぽっかり時間ができると (待ってました!) と断捨離に励むわたし。 今日は午前中で仕事が終わった。 帰宅して、早速クローゼットに向かう。 (徹底的に片付けるよー) と思っていても必ず陥るのが (あっ、これは捨てられないな) (もうちょっと様子見よ…

龍角散のど飴が…消えた!

もう半年くらい経つだろうか。 わたしの喉にエヘン虫が住みついた。喉がイガイガしてほんとうに憂鬱。 これってPMかな?毎度おなじみの黄砂かな… 慣れっこになっていて半分諦めてはいるけど、春はじつは憂鬱な季節でもある。 ある日のこと。 起きて声を出そ…

もしも生きていたら 

赤い表紙が目の端に入って気になるので、ちょっと寄り道。 池田晶子さんはわたしよりひと回り若い1960年生まれ。 しかし2007年に亡くなられてしまった。 まだ47歳だった。 もしも2023年の今を生きていたら、何を語るだろうか… コロナで世の中が一変してしま…

読書脳

新しい年が明けて相変わらず慌ただしい日を過ごしているけれど、突然本を読む暮らしが戻ってきた。 買い物の途中でふっと見上げた先にあった図書館。 見上げなければ何も思わず疲れた顔をして、買い物だけして帰っていただろう。 あの時、上を見上げたわたし…

さよならの意味

ママは今から大事な電話をしなくてはいけない。 居間で遊んでいた娘をチラッと見た。 「二階に行こうか!」 「行くー!」 わたしと二階に上がるサプライズに孫娘が目を輝かせた。 得意気にわたしを案内する孫。 二階は思ったとおり明るい日差しがあふれてい…