森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

百恵ちゃんのマイク

あと一日で新しい年が明ける。 カレンダーを取り替えながら、過ぎた一年を振り返る。 (あー!そうだった!) 今年は寅年。 わたしは年女だった! (飛躍の年になるといいな…) と年頭に思ったのが…すごい。 この歳で… 今年手に入れたもの ……… いや、手から…

あそものがたり

年の瀬も迫ったある日… 背丈よりずっと高い作物が生い茂る畑の中の道を、じいちゃんと二人で歩いていた。 作物の旬を知らないわたしは、その時かき分けて歩く背の高い作物が何だったのかわからない。 わたしは小学校の一年生か、二年生くらいだろうか… 小柄…

ありがとうをいっぱい伝えたい

阿蘇の新米が届いた。 アジのフリッター 大根の酢の物 残り野菜と高野豆腐を炊いたもの それから鍋に少し残ったカレーに牛乳を足して作ったカレースープ。 訳のわからないメニューだけど、ピカピカの阿蘇のお米がある! 食卓に並べて 「いただきます!」 と…

コロナ禍のあるあるお話し

つい先日の昼休みの出来事。 休憩室で昼食をとっていた。 そこに同じフロアで働いている職員さんが通りかかった。 突然、わたしの方を向いて 「初めまして!今度こちらでお世話になります。よろしくお願いしします」 と、ご丁寧なあいさつ。 「えっ!?」 (…

そこにいたのね!鴨一家

ある日のこと。 橋の上を運転していた。 この下に流れる川は一級河川。架かっている橋も絵になる大きさ。 目の前(というより、目の上かな)は、自由気ままに動き回る雲。 少し視線を下げれば、橋を照らす照明灯が映画のワンシーンのように並んでいる。 女優…