森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

通り過ぎることばをキャッチしろ

 

日常の何気ない会話の中で

(ん…?)

と、耳をそばだてることがある。

(どういうことだろう…?)

 

かと思えば、実は大事なことのはずなのに、何にも引っかからないで通り過ぎることばもある。ずいぶん時間がたって

(あー…あの時のあれは、そういうことだったのかー!)

てな具合に思い出すことがあれば、何という幸運だろう!

 

つい最近のこと。

宝石のような(わたしにとってだよ)ことばを聞くことが出来た。



”なんで、そうなったのか…はあまり考えなくていい

 

何かのきっかけで、変わってしまうことがあるけど、そこで大事なのは

なんでそうなったのか…ではなく、じゃどうするかだよね”

 

頑張ってみようかな…

と、迷っているときはね

 

”少しの無理はしたほうがいいと思いますよ。

自分を壊すほどの無理はしないほうがいいけど、現状維持では前に進めない。

状況を見極めながら、できる無理からやってみたら”

 

元気に生きるきっかけをつかみ取りたいわたしの心に、レーザー光線のように真っ直ぐに入ってきたことば。



それから…

いつか新聞で目にした記事。

 

アルツハイマーだったのか、認知症だったのか…

自分に起こっている変化に思わず不安をもらした男性にたいして、男性の友人が言ったことば

 

”それが、どうした”

 

一見冷たいように感じるそのことばが、失意の男性を救った。

 

気がつかなければ通り過ぎるただのことばだけど、わたしは貪欲にキャッチしますよ!