森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

さて、その足をどの方向に踏み出しますか

             

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人生の岐路に立った時、またはピンチに陥ったときの生き方の話です。

 

もうずい分むかしの話。

(かつては仕事仲間だった)仲良し四人組の中で、唯一の男性メンバー。

スポーツマンでちょっと軽くて、話しているととっても楽しい彼が会うなり切り出した。

 

「ちょっと聞いてくださいよー!」

「うん、うん…何があったの?」

「知り合った女の子に、通帳と印鑑全部持って行かれた」

 

いきなりの、やばい話。

「えーっ!それでどうなったの?」

「もちろん、全部引き出されてた!」

「一円残らず?」

「うん。一円残らず」

 

世間ではよく聞く話だけど、身近に聞いたのは初めて!

「うおー!やっぱりそういうことって、あるんだね!」

「そう…一生懸命貯めたのに…」

 

話の内容は深刻だけど、飲み会でこうしてわたし達に打ち明けている時点で乗り越えているってことだよね。だって目が泣いてない。

聞いているわたし達も、

「しっかりしなさいよー!」

と、彼の話を酒の肴にしている。

 

「大事な体を盗られなくてよかったネ!また頑張ることができる」

わたしのことばに

「そっかー!また頑張って貯めればいいかー」

と、答える彼。

切り替える気持ちはとても大切。それが出来る心の強さを育んでくれた親に感謝だね!



山も谷もない人生なんてない。誰もがたくさんの岐路とピンチの連続の中で生きている。

その時、どう考えどう足を踏み出すかだ。

(腐っていては何も変えられない)

 

生かされていることに感謝を忘れず、これからも前を向いて行くよー!