カーテンの隙間から光が差し込んでる…
(もう朝かー…)
「せーの!」
目が覚めたらサッと起きる。
(と、決めている)
起き上がって外をながめた。
花壇の花、収穫時期を迎えた胡瓜、黄色い花が咲きだしたゴーヤを確認。
今日は仕事が休み!
用事が入らないなら、やりたいことがある。
それはね
地味な仕事でありながら
始めてしまうとやめられない草取り。
黙々と草取りをしている人を見て
(何が楽しくてやっているだろう…)
と、ずーっと思っていた。
ところがやってみたら、わかった。
なんでか分からないけど、楽しいのよ。
無心になれるからかな?
ただ草を見つめて手を動かしているだけなのに、頭の中が浄化されていくような至福の時間…
でも
時間を忘れて草取りに没頭したあとに待っているものは…
腰痛…
体が頑丈なひとは、思う存分に無心を満喫すればいい。
だけど、わたしは悲しい腰痛持ち。
楽しいからって、夢中になっていると
「あたたたた…」
突然、軍手を放り出して立ち上がる。
ドクダミの花が
「もう止めるんですか?」
と見上げてるけど
(これ以上無理なのよ…)
整骨院に駆け込んだわたしは、マッサージしてもらいながら
(どんなに楽しくても、三十分以上はしません…)
と、いつもの反省をする。
三十分だけど、無心になれる瞬間を知っていることを
しあわせのひとつに数えましょうか…