森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

やっぱりすごかった『となりのトトロ』

       

 

わたしは本は読むけど、漫画は見ない。

子供のころはどうだったかはっきり覚えていないけど、多分変わらないと思う。

ただの好みの問題なんだけどね。

だから映画は観に行くけど、アニメ映画は興味がないからほとんど見てこなかった。

 

先日、何もすることがなくてぼーっとテレビを見ていたら『となりのトトロ』が始まった。

あの有名なアニメ映画だ。

聞こえてくる評判などから、素晴らしい映画だというのは知っている。

すぐにチャンネルを変えようと思っていたのに、リモコンを持ったままテレビ画面を見つめているわたし。

何度もリモコンを操作しようとしているのに、画面を見つめたままの動けない。

 

はっと気がついたら、最後まで見ていた!

ほんわかというか、すごく心地いい余韻を残して映画は終わった。

(すごいなー!)

というのが、その時感じたこと。

全然興味なくても、最後まで連れて行ってくれるその力。

 

悲しい結末にならなかったことも嬉しかった。

若い頃と違って、幸せな結末にならない物語は受け入れることがきつい。

とうもろこしを窓辺にそっと置いて帰るシーンは、笑顔にしかならないよね。

声優さんも素晴らしかったんだろうな…

そういえば、声優さんってわたしの中ではアニメと繋がっていて、だから声優さんにも関心がなくて、いろんな番組で声優さんを見かけることが多いけど

(興味ないよー)

ってチャンネルを変えていた。

 

頑ななじぶんの性格を思う時、映画のことだけでなく

(歳を重ねたんだから、いろんなことにもっと柔軟になってもいいのにね…)

 

となりのトトロ』を見てそんなことを思ったりしました。