森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

頼朝ってこんな人だったっけ?

   

 

毎週日曜日の夜の楽しみは大河ドラマ

 

歴史は嫌いではないけど、得意というわけでもない。

脚本を書く人の解釈で歴史上の人物も全然印象が変わってしまう。

「へーっ!こんな人だったのかしら?」

描かれる人物像を、単純に驚き楽しんでいる。

その時代に生きてないから、本当の姿は誰にも分からない…​​

推理して作り上げていく感覚ってどんな心地なんだろう。苦しくて楽しいんだろうか…とか思いながら。

 

『鎌倉の13人』が始まってから

(頼朝ってこんな人だったの?)

と、首をかしげながら見ている。頼朝に関しては、鎌倉幕府を開いた人というくらいで、

(こんな人?)

といえる知識もないのだけど、教科書に出てくる絵を思い出しても、物静かで優雅な雰囲気の姿しか思い浮かばない。ドラマの中で人間臭い言動や行動に

「へーっ!」

大泉洋が演じているから、余計に感じるのだろうけど、

(なんだ?この軽さは…)

と、思っていたのにだんだん洗練されていって、流石というべきかいつの間にかそれらしくなっていた。

 

次に驚くのが、義経

義経といえば、わたしの中では滝沢秀明のイメージが強い。

何年前になるのか記憶もはっきりしないけど、タッキー牛若丸の美しい顔と洗練された所作。5条大橋での弁慶との運命の出会いのシーンは、これぞ義経!だった。

 

それがこの度の義経。今までの義経像をひっくり返してしまったね。

最初の登場のときの衝撃はすごくて、空いた口がふさがらないくらい驚いた。こんなに残忍な義経像はなかなか見られない。

それでも、毎週見ているとだんだん

(そうかー…戦国の世を生きているんだから、こんなんだろうな…)

と、納得していくわたし。

菅田将暉の作り物のように美しい顔には、うっとり見入ってしまうけどね。

 

今回の大河ドラマで楽しみにしてたのは、小栗旬が見れることだった。ところが、頼朝、義経にばかり目がいってすっかり印象が薄い。義時さんって、今まで知らない人だったからなー。イメージしようがない。この後どう展開するのか分からないけど、旬さん、お願いだからもっと前面に出てきてね!

 

毎週放送される度に、あーでもない、こーでもないと評されるのは脚本家としてはどうなんだろう?

(やってられない…)

て、ことはないんだろうな。そんな神経じゃもたないものね。

 

これからもしっかり目を見開いて注目していきますよ!

義時さん!