森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

春を楽しまないと、すぐに夏がくる

 

 

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わたし達の生活がすっかり変わってしまってから三年が過ぎた。

三年と言ったら中学生、高校生が入学してから卒業してしまう長さじゃないか!と、ことばを失ってしまう。

この時期に中学、高校を過ごした若い子達は、どんな思いで日々を過ごしたのだろう。

それ以外の年代の人も、もやもやは同じだけどね。



昨日、”感染対策は新局面に”​​というニュースを目にした。感染拡大の防止を重点に置くやり方から、社会活動経済活動とのバランスを重視することに、軸足を移す方向になっていくらしい。

右往左往して、たくさんの事を学んだわたし達も嘆いてばかりいても仕方ないと気がついているんだけど…

なかなかね…

年寄りは特にね…

 

今は春爛漫!お弁当作って咲き乱れる花を見に行ったり…

……

……

必死で考えるけど、何にも思いつかない。

 

仕方ないから本屋さんに行って、並んでいる本を眺めて手が止まるのを待つ方が懸命かも…

人間対人間だと、感情というやっかいなものがおまけのようにくっついているけど、本は読む人次第だしね。

とは言っても、腰を上げることが出来ればいいのですが、最近は腰が重くてね…

 

この年になったから、読むようになったのかなあというのが伊集院静。同じ歳だと思うと、考えることがすんなり受け入れられる気がする。

以前は本が出版されても、新聞の広告で見出しだけ眺めていた。それが、どういうわけか本屋で手にとるようになった。

言いたい放題いって羨ましい…と思うのに、またその辛口の文章を読みたくなる。

辛口の表現の向こうに、ストンと腑に落ちる理屈がある。

…頑張って、本屋さんに行ってみようかな。

 

世の中はコロナだけじゃない。ウクライナのことも頻発する地震も、途方に暮れるニュースばかりだけど、春はあっという間に過ぎていく。

前向きに落ち込まずに、あと何度迎えることが出来るか分からない春を楽しまなくちゃ。