もうここまで来ると、見ないという選択はなくなった『鎌倉殿の13人』。
大河ドラマはずっと見てきたけど、今年の煽り方はすごくないですか?
「はーい!注目!」
「見逃さないでねー!」
「いよいよですよー!」
あーだこーだと提供されるエピソード。
”出演者が集合してトーク番組やるらしいよ!”
ときけば、それも見逃すわけにはいかない。
せっせと時間をやりくりして裏話や苦労話を一緒に楽しんでいる。
今までの大河ドラマもこんなふうだったっけ?
最初はわくわく気分だった。なにしろ毎週小栗旬が見られるんだよ。
筋書きはどうぞお好きにという気持ち。
(大泉洋が主役?)
と思ってしまう寂しい展開から頼朝さんもいなくなり、あれよあれよと言う間に氷のような視線の義時さんがそこにいる。
大河ドラマの主役をやるってどんなんだろうね。
やりがいとか重圧とか…
周りで支える共演者のひとにとっても
(この瞬間瞬間に懸けたぞー!)
って、燃えたんだろうなと、今年は特に思うね。
(単純に小栗旬のファンだからそう感じるのかな…いやいやそういうことではないんかな…)
去年の『青天を衝け』では、地味で骨太の大河ドラマを、あの可愛らしい吉沢亮がどう演じるんだろう?と思った。途中で見なくなるかも…
なんといっても大河ドラマ大好き家族なので、やめるきっかけが見つからないまま日曜日の夜が来る。ところが、ずんずん面白くなって、とうとう最後まで楽しんでしまったよ。
吉沢亮は”ソッソッソリオソソソリオ!”の爽やか可愛いだけの人ではなくて、いい俳優さんなんだね!
主役、周りをかためる俳優陣、脚本を手掛けたあの方、そしてドラマ作りに関わっているすべての人の思いを結集して最後の瞬間を待っている。
怖くて哀しい義時さんを、ドキドキしながら見届けますよ。