森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

なにをやっても応えてくれるキムタク

  

 

ついこの間まで、木曜日の夜がとっても待ち遠しかった。

 

何故かというと、楽しみにしているドラマがあったから。

それが

『未来への10カウント』

 

なんといっても、キムタクが出ている。

(しばらくの間、木曜の夜は退屈しないわー)

 

視聴率が一桁だとか、回を重ねるごとにだんだん落ちていってるとか、世間は騒がしかったけど、わたしはすごく楽しんだ!

あっという間に終わってしまって、また退屈な夜が戻ってきた。

 

日曜の夜は大河ドラマがあるんだけど、今回は見ていて辛くなる場面が多くて

(見ようかな…止めとこうかな…)

目を背けたくなるシーンに遭遇すると、チャンネルをカチャカチャやってしまう。

そんなわけで、内容がいまひとつ頭に入らない。

 

歳をとったせいかな。残酷なシーンがすっかり苦手になった。

「今まで散々見てきたよ。今回が特に残酷ってことはない」

と息子は言うけれど、

(そうかなあ…なんか辛くて見れない…)

 

それからすると、キムタクのドラマは

(ハッピーエンドにならないわけがない!)

と、根拠のない安心感がある。

キムタクが特に好きだとは認識していなかったけど、よーく考えてみると必ず見てるね!キムタクのドラマ。

アイムホーム、ALIFE〜愛しき人〜、BG身辺警護人、教場…

ずっと遡れば、山口智子とか、松たか子とか、常盤貴子とか、竹内結子とかワクワクする女優さんとの共演がずらりと並ぶ。総理大臣にまでなったドラマには深津絵里がいた。ものすごい長台詞も話題になった。

 

今回の共演の満島ひかりが、また良かった!キラキラしてて、娘か孫の恋の行方を心配しているかのように、はらはらして見守った。



過去のドラマからずっと思い起こしていて、気がついた。

キムタクが主演のドラマを見てガッカリしたことがない。

俳優という仕事に対してだけでなく、すごい人なんだろうな。

誰も見てないところでの努力や、身体能力の高さ、演技力。さりげなく自分を貫きながら、なにをやってもキムタクといわれる世界を作っているんだもん。

 

『未来への10カウント』

が、終了してからの思いもかけない喪失感に

(あれっ!…)

キムタクファンであることに気がついたわたしでした。

 

来年は織田信長を演じるんだって!

あの織田信長だよ!

今から楽しみ!