森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

蝋梅(ろうばい)

 

たまには爽やかな風を入れてあげようと思いついて、滅多に開けない南側の窓を全開にした。

目に飛び込んできたのは思いもかけない黄色の輝き!

 

梅の花だ!

かつて蝋梅を老梅と書くのだと思っていたわたしは

(さみしい気持ちになるよ…)

 

 

寒い今の季節に咲く可憐な花びらは雪を連想させる。

ニュースでは能登に降る無情の雪が映し出されていた。

一日も早く日常が戻りますように。