森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

ベリーの変身

 

テレビをつけると警報がひっきりなし!

梅雨の最後の雨になるのだろうか…

最近の雨ってド肝を抜くような激しい降りかたをする。

屋根を打つ激しい雨音に、思わず耳を澄ませてしまう。

 

 

 


今朝は、雨に濡れながらブラックベリーを収穫した。

予想した通り。たくさんはない。

外の水道でざっと洗う。

よごれや虫を取り除いたら家の中へ。

 

測ってみると三百グラムあった。

さて…

今日はジャムを作ると決めているのだ。

 

 

 


小鍋でざっと茹でてお湯を切ると、砂糖とレモンを入れて火にかけた。

真っ赤なベリーの色と、甘い匂い。

木べらでのんびりと混ぜ始めた。

この時間はもっとも平和な時間。

 

だいぶ煮詰まってきたところで、種を濾す(こす)作業に。

 

ここまできて、順番を間違えているのに気がついた。

先に濾してから、火にかけるんだった…

Tシャツにもズボンにも真っ赤な色を飛び散らせながら、濾しても濾しても終わりのない作業に突入。

手間がかかると感じるのは、この工程。

いつまでやってもサックリ終わった!と感じられないのだ。



(このへんで、いいかー)

まだまだ濾していたい気分ではありますが、無理やり終了宣言。

 

三百グラムのブラックベリーは、三分の一の量にも満たないジャムになりました。

味はあのころと同じ。

やっぱり美味しい!

 

 

 

  さて、次はブルーの番だよ!

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