森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

春が来てた!!

 

 

今日はなんだかとても疲れた。

仕事はいつもにくらべて楽だった。

なのに…

 

駐車場をとぼとぼ歩いて車まで行った。

運転席に座って

(さてと…)

 

さてと…って考えなきゃいけないことがあったわけじゃない。

と、いう事に気がついて仕方なくエンジンをかけた。

いつもと逆の出口に向かった。

 

!!!

視線の先が真っ黄色!

菜の花畑がひろがっていた!

車を降りて黄色の畑まで駆けた。

 

 

畑の中で

じっと春を感じた。

自然の逞しさにことばを失うね…

災害に苦しみ続ける人びとがいても世界は不穏でも

”そんなの関係ない”

 

こんなことしてていいのか…

こんなことしかできない…

そんな狭間(はざま)で今日も揺れながら生きつづける