森野きりりの漂流日記

容姿もダメ頭もよくない、おまけに性格も悪いと自分を否定することしかしなかった女の子が、人生の荒波の中で「いやいや何も取り柄がなくても大丈夫さー」ということに気が付いていく長い長いお話です

夏が終わる

思いもかけなかった新型コロナの感染。

 

倦怠感と発熱で四日間起き上がれなかった。

一時

(おっ!楽になった…)

と思う瞬間があって

(やれやれ…なんとか軽く済みそう…)

胸をなでおろした次の日、ぶり返した。

倦怠感は最初よりひどく、熱は39度と38度のあいだをウロウロした。

 

ひたすら布団の中で過ごすなんて、いつぶりだろう…

だれにも接触しないのに家の中でもマスクを外さず、触れるものすべてをアルコールで拭きながら過ごす非日常の日々が過ぎていった。

 

熱も治まり、倦怠感はいつの間にかなくなった。

療養期間が終わって仕事に復帰した。

 

 

 

立秋が過ぎ、母の初盆が終わった。

日中は相変わらず外に出ただけで汗が吹き出した。仕事が終わってふと空を見上げると

青い空に白い雲。なんにも変わったように見えない。

それなのに

(夏が終わる…)

空を見つめたまま、そんなことを思った。

 

 

 

 

今年頑張った野菜たち。

オクラとピーマンが最後のちからを振り絞って畑で頑張っている。

期待した無花果は、結局去年の数にも満たないまま

「それが、なにか…」

とでも言うように高みからわたしを見下ろす。

 

 

 

 

爽やかな秋を待つには、少しエネルギーが不足ぎみ。

さて、どうやって持ち直すか…

なかなか…むずかしい…