毎年秋になると田舎で一人暮らしをしている祖父から、ダンボールいっぱいの柿が送られてきた。柿が届くと母が丁寧にお礼の手紙を書いていたのを思い出す。 学校から帰った姉が、嬉しそうに両手いっぱいに抱えて自分の机に運び込む。 机の柿が空っぽになると…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。